Chief T(suri)echnology Officer ってなんやねん、という話です。
この度、株式会社ミクシィの最高技術責任者に就任しました 松岡 剛志 です。
会社では研究開発や運用や基盤システム部門を担当しています。
変わり種としては、人事部長を兼務しております。
最初のエントリとして、ブログのタイトルについて書きます。
単純に趣味の話がしたいだけかもしれません。
僕は釣りを趣味としています。
おそらくITな経営陣の中では、かなり上位に入っている釣りキチです。
釣りを趣味としているというと決まってこんなことを言われます。
「釣り糸垂らしてボーッとしてるだけで楽しいの?食べるのは美味しいよね」
釣りは実は、仮説検証を高速に繰り返す遊びです。
様々な要素を考えて、魚にとって最も効率的と思われる場所の仮説を立てます。
要素はこんなかんじでしょうか?
風、水温、潮位、潮流、天気、水色、地形、塩分濃度、水面に浮いているもの、餌の食べられぐらい、etc
その仮説の検証のため、そこに効果的な、それでいてある程度の状況の変化に耐えることのできる釣具を使ってアプローチします。
アプローチ方法はある程度のパターンがあり、状況を考えてそのパターンを順番に試します。
そのパターンで適切な時間アプローチした後、自然からフィードバックがあります。
釣れれば何故釣れたのか、大きいか小さいか?狙った獲物か?etc
釣れなければ、餌はかじられたのか?あたりはあったのか?etc
フィードバックを学びとして、新しい仮説を構築し、パターンに修正を加えてアプローチを継続します。
あんまりノンビリもしてられません。
朝まずめ、夕まずめという最も魚の釣れる時間は決まっています。
日中釣れる魚は夜釣るのは難しい事が多いです。
可能な決断の数は決まっているので、毎回真剣に判断します。
この話は、ソフトウェア開発と近しいなと考えております。
そこでついついこんなタイトルにしてしまった次第でした。
今後様々な社内のことや技術のこと、人事のこと、釣りのことを書いて行きたいと思います。
よろしくお願いします。